もうひとつのあしあと。

人というものが、とても怖い時期がありました。
恐ろしくてどうしようもない時期がありました。

社会というものが恐ろしい時がありました。
大きくて、深すぎるように思っていた時期がありました。

でも、そうじゃないんだなぁと
今、ようやく思えるようになって来ました。

人というのは、自分と同じ。
思いや感覚は違えど、感情的には共通するものがあり、
人の思いを汲み取ることは難しいけれど、
それでも、なんとか折り合いをつけれるものだと気づきました。

社会というのはいわば人間そのもの。
ひずみもあれば、温かさもある、
ちっぽけな人間が、そのまま大きくなったようなもの。

だから、そんなに恐れることはない。
全てはちっぽけで、そんなに大きなものではないんだ。