もうひとつのあしあと。
ロデオライドツアー
さてさて、今回は予告していた通り、
「金月さん贔屓といったけど、実は一つだけ納得できないんだぜ!~ロデオライドツアー~何が納得できないのか……」
をお送りしたいと思います。
……ていうかこれ実は、以前の記事書いたときに描いてたんだけど
後だししようと思ってスッカリ忘れていたという……orz
いやー忘却ってコワイね!
見る前にアテンション!
■ロデオライドツアーを聞いたことがある人向け。聞いてない人にはナンノコッチャです。
■これ描いている人、【ゼロしい】もむっちゃ好きだけど。【ロイコレ】がメインで大好きなんだぜ!
ということを念頭に見て頂けると大変有難いです。
まあ、個人の感想なので、いつものように間に受けず、適当に流してやってください。
OK!な方はつづきにてどん★
個人的に金月さんのシナリオラバーな私ですが、
唯一納得できない作品が、ゼロしい中心のCD,「ロデオライドツアー」なのですよね。
レビューでもあったけど、
ゼロしいとしてみれば美味しいことこの上ないんですが、
ロイコレ視点でみると、ちょ、ひでぇ\(^q^)/的な視点があるのがいただけないかなーと思います。
ロデオは端的に図で表すと、
ゼロス→←?しいな→ロイド ってな感じで、
ゲーム中のスキット等の関係を膨らませて作られたものだと解することができます。
だけどしいながちょっと……というか、かなり、ロイドに対して恋心が強すぎる点があるかなと思いました。
まあでも、再度聞いてみて、話として、また感情としては、ありえることだと思いました。
しいなは元々ロイドが好きだった→久しぶりに会って「女の子っぽいよな」とロイドお得意の攻 略 王 っぷりで
褒め殺し→恋心再燃
みたいな感じで、ちょっとしいなにしては恋愛面が強すぎるとけれど、理解できます。
まあね、元々好意もってたロイドに、似合いだと思われるコレットよりも
「女の子」らしい点で褒められた、ということに心が強くわしづかみされたのは理解できるのですよ。
多分実際あると思うよ。
まあ、ここで悪いのは攻略王のロイドなんですが、
このロイドも分からんでもないのです。
ロイドは悪気もなく、コレットが裁縫苦手っぽいということを言っただけ、
つまり、自分が思ったことを素直にいった【だけ】なんですよ。
ロイドにとっては、普通に会話しただけなんですよね。
でもその言い回しが、しいなの心を掴んでしまった。
だから、悪くはないし、不自然でもないのです
つか寧ろ彼女の「ここ、あいつ苦手だからなー」
つーのはノロケ以外のなにものでも、おおっと話が逸れそうなので戻そう!
キャラクター的に間違った解釈はしていない。
しいなはロイドのことが好きでちょっと嬉しいこといわれちゃったから
また好きの気持ちが強くなっただけで、
ロイドはロイドで何も考えずに思ったことを言っちゃっただけ。
じゃあ、どうして、こんなに違和感があるのか?
思った時に、考えられる点は一つ。
このCDを聞くには、『キャラクターの深い理解が必要だから』ということです。
このCDは、感じるのではなく
このキャラクターはこういう性格なんだ、と『理解』している人でないと
正しく聞くことができないようになっていると思います。
つまり、「しいなは頭領として気を張っているけれど、実は女性的に見られたい面もある乙女であって、
ロイドが好きである、ゼロスは最近なんとなく気になっているような気がするという心持である」
「ロイドは鈍い上に、人が欲している言葉を
いとも簡単に最善のカタチで提供してしまう人間=攻略王なのだ。コレットとの絆は見えないところでしっかり繋がっている」
という認識がなければ、
「しいなは、ロイドのことが好きで、ゼロスも好き、フタマタじゃね?」とか
「ロイド……おまえ、コレットとしいなを比べるとかひどくね?」とか
はたまた、「コレットがいなければ、しいなはロイドと一緒になれるのにーコレット邪魔ー」
などというネガティブな感想を抱くハメになってしまうと思うのですよね。(実際見た意見であります)
人間は目で見た情報を一番重視すると聞いたことがあります。
で、ドラマCDは目の次の聴覚。耳での聞き取り。
となると、表情なしの声と音だけで判断しなければならない。
故に、聞き手のキャラクターの理解や会話の流れによって、
感じることが様々になってしまうと思うのです。
絵があっても、理解は分かれるというのに、
ドラマCDという聞き媒体ではそれは顕著になるはずです。
しかも恋愛っていうのは、時に炎上が起きるほど、デリケートな問題で、
迂闊に絡ませるとかなりヒサンなことになる項目なので
(いろいろ経験あり)
そこはもうちっと考えてほしかったなーというのが
正直なところだったりしました。
まあ、ファンディスク的な内容なので、これでも全くOKだとは思うんですけどね。
でも、あのOVAの脚本を描かれている金月さんなら、
まだもっと、配慮があれば、もっと良いものができたのでは、と思うだけに、少し残念ではあります。
あと個人的に、ロイコレラバーの意見で言わせてもらうと、
コレットが帰ってきたときの、コレットのフォローがほしかったです。
(これだと聞く人によってはコレットがしいなの邪魔者でしかない。
実際そういう風にしか見てなかった人もいた。悲しかったぜ……)
例文的にすると、
「?ロイド、どしたの?」
「いや、なんでもない、なんでもないんだ……」(ここでCDは終わってる)けど
ここで終わりにせずもう一声、
「そっか……でも、無理はだめだよ?ロイド、無理するとすぐに顔に出るんだから」
「……ああ、分かった。ありがとな、コレット」
みたいな会話があっただけでも大分フォローになると思います。
要はコレットとロイドの絆の強さ、が描かれていないのも、誤解を与えてしまう要因だと思うんだな。
まあ、でも結論、金月さんは脚本お上手だと思います。
ギャグもOVAのシナリオも凄く素敵だしね!
……でもそれゆえに、ロイコレ的視線でみるとロデオは辛いワケなのですよねー。
私もここまでの結論にいくために、様々なサイトさんを見て、理解した点が多ございます。
長々描きましたが、ロデオライドツアーの内容に関して、
くすぶっている方の何かの参考になれば、幸いに存じます。
つかロイコレでもCDだしてほしry(OVAでがまんしなさい!