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 誰からも求められていないというのは事実である

この内容はこっちにしか書けないな~と思うのでこちらに。

「私の絵なんて誰も求めてないんだ……」という言葉に対して
「いや、あなたの絵を求めている人は必ずいる!」みたいな感動漫画が定期的に回覧される。
私はそれを見るたびに「そうだね、そうだといいけどね」という気持ちになる。
というのも、それは「そうあってほしい、という」「願い」であり、現実は、その通り、
「誰も求めていない」が正解だと思っているからだ。

FGOの言峰(ラスプーチン)のセリフに「願望あっての人の世だ。努力すれば願いは叶うという願いこそ、もっとも強いものではないかな?」というのがあって、大いに膝を打ったのだが、
この件に関しても同じことが言える。
そう、あくまでも「願い」なのである。そうあってほしい、という「願い」に他ならない。

「いや、そうじゃない!私はこの人の絵が大好きだ!」と反論されることもあるだろう。それはそれでいいと思う。
だが、その人の絵がいざなくなったところで、一生悲しみ続けるのか?その人の絵がなくなったから、もう他の絵は見ない、という選択ができるのか?というと答えは100%NOだろう。
「あの人の作品好きだったね」そう言って、過去のものにして、新しいものに夢中になるはずである。それが人だ。人の心なのだ。

どんなに有名なものであれ、語り継ぐものがなければ、歴史の彼方へと消え失せる。
手塚治虫の漫画や昔のレジェンドといえる漫画を、今の10代の人間はどのくらいの人が好きなのだろう。好きな人はいるかもしれないが、かなり少ないはずだ。

絵や作品はいつか消えるものだと思う。ただ、運がよければ、好きな人が語り継いでくれるかもしれない。
その程度のものなのだ。どんなに立派で有名だった作品でも、残るかどうかはギャンブルである。

ゆえに答えは「誰からも求められていない」のが事実なのだ。
そこで一番大事になってくるのは、「自分が描きたいと思っているかどうか」なのだと思う。
人から求められることではなく、自分自身が描きたいかと思うかどうか。
絵を描く、作品を描くことで一番大事なものは、自分が描きたいという気持ちをいかに持ち続けるかだと思う。
誰からも求められていないからこそ、自分が納得できるものを描き続けたい、と、そう願うのだ。
これもまた願いだけれど、他人を介さない分、叶えられる願いであると私は思う。






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