もうひとつのあしあと。

ここは今では平和な小国家、エステロミア王国。
この国には、１２人の傭兵達がおり、
いつ起こるか分からない国のピンチに備え、もくもくと鍛錬を積んでいるのでした。
その傭兵たちのちょっとした会話を今回覗いてみようと思います。
尚、登場キャラクター等の紹介は、ここでするとめんどくさ・・・ごほごほ、
時間が足りなくなるので、ジオコンキャラ紹介を見てからお聞きにになってくださいねｖ

お題「あの頃は若かった」
～ジオコンコント劇場～

ミロード：「あら？ジュラン、どうしたのそのノート。随分古いじゃない。」
ジュラン：「おや、ミロード・・・え？これですか？
ああ、古いのも当たり前ですよ。これは私の子供時代のものですからね。」
ミロード：「ふーん・・・貴方の子供時代ねぇ・・・あんまりイメージが湧かないわ・・・
どういう感じだったの？」
ジュラン：「うーん、改めてきかれると困りますねぇ・・・でも、やはり、子供だったのだなぁとは
思いますよ。「空に浮かぶ雲には必ず乗れる」・・・なんて考えてましたからねぇ・・・ホントに。」
ミロード：「あら、意外と可愛い子供時代じゃない。怪しい実験に日々勤しんでいる今と比べると雲泥の差ね。」
ジュラン：「・・・その言い方何かひっかかりますね・・・ま、私も子供だったんですよ。
だから、雲に乗れる方法なんていうのも必死に考えていましたし。」
ミロード「へぇ・・」
ジュラン：「考えるのに飽き足らず、本まで読んでどうやったら乗れるのか徹底的に調べつくしましたからね。その本に「ヘビのぬけがらとゴブリンのよだれ」が必要だと書かれていたらわざわざ取りに行きましたし。」
ミロード：「はい！？」
ジュラン：「他にも、ミイラの灰とゴーストを圧縮した液体を調合したり・・と、・
出来うる限りのことはしましたよ。その研究成果がこのノートに書いてあるんです。」
ミロード：「・・・・・・」
ジュラン：「それが今の私のルーツになってるんですから、侮れないものですけどね。
でも、今思えばほんとバカげてますよねぇ。
さしずめ「あの頃は若かった」ってことでしょうかね。あはははは。」

ミロードのひきつった顔と共にとりあえず、完。（オチてない・・・）