もうひとつのあしあと。

人生の折り返し地点の歳になってからというもの、
なんとなく生きるのに重しが加わったように思う。

まあ特に生活に何も変化がないというのが大きいところではある。
多分結婚や子供が生まれていたらそんなこと考える暇もなく
忙殺されているのだろうなぁと思う。
ただまあ、結婚や子育ては死んでもする気がないと
小学生の頃から固まっていた決意は盤石で多分生涯変わらないだろう。

ただ、その分まず間違いなく、今死んだところで変わりは必ずいるのである、
ということは明白で、そこが空白、というか虚しさをつくっている要因かもしれない。

しかし、大局をみると誰しもそうではあるのだ。
結局今の世で名を馳せても果たして1000年後に誰が覚えているのか。
覚えていたとしても女体化されたりするし、まああまりろくなことはないだろうなぁと
思ったところで飽きて思考を放置するのである。

（とりとめがない）